マウンテンバイク  
1970年代後半のアメリカが発祥の地です。荒地や山岳地帯などいわゆるオフロードを、快適かつ安全に楽しむために生まれました。骨太なフォルムとジーンズでも乗れる気楽さで、日本でもヒットしています。

クロスバイク  
マウンテンバイクがオフロードをメインに作られているのに対して、そのスタイルを残しながらオンロードの快適性を目指した自転車です。700c(27インチ)の少し大きなホイールと、細めのタイヤがアスファルトの路面では威力を発揮します。
ロードレーサー  
日本語で言えば、道路競争用自転車。ヨーロッパでは、自国を駆け巡る大きな大会のツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアなどがあり、サッカーと並ぶスポーツです。無駄を一切省いたそのフォルムは芸術的にも美しく、車両重量は、7〜10kgに収まっています。
トラックレーサー  
専用のトラック競技場を走るための自転車です。ただ速く走るためだけに設計されていて、ブレーキも付いてなく、踏み切りギアのため後輪はペダルを止めても空転しません。日本では競輪のイメージしか持ってられない方が多いですが、ヨーロッパではかなりメジャーなスポーツです。
その他  
ランドナー(小旅行用車)やキャンピング車(長距離旅行用車)、ポタリング車やスポルティーフなど、分野別の車種も色々あったのですが、時代の流れとともに消えていったカテゴリーや、BMXやトライアルなど日本ではメジャーになりにくい車種を紹介します。


ここでは、スポーツ車にのみ使われる部品を簡単に紹介しています。

@ ブレーキ A サスペンション B ハブ C チェンホイル
D フロントディレラー E リヤディレラー  F フリーホイル G ペダル

MTBとロードレーサーのタイヤサイズの表記について
MTB・一般車はインチ表示
26 x 2.0
↑     ↑
直径    幅

上記の場合、タイヤ直径26インチ、タイヤ幅2.0インチ


ロードレーサー・クロスバイクはミリメートル表示
700 x 23
 ↑    ↑
直径     幅
上記の場合、タイヤ直径700mm、タイヤ幅23mm


専門分野別に進化したスポーツ車では、一台でオンもオフもシティもとオールマイティにこなせるマシンはありません。オフロードの野山を駆け巡りたいとか、アスファルトのワインディングロードを疾走したいとか、本来ならそういった明確な目的がほしいのですが、ビギナーの場合はなかなか絞り込むことは難しいと思います。

使用目的を明確に!
やっぱりオフロードがメインで走りたい、という方。
迷わずマウンテンバイクをどうぞ。
フロントサスペンション付きのフリーライドタイプから、前後サス付きのバリバリの
ダウンヒルタイプまで、一言でMTBと括れないほど、色々な車種があります。
どれに乗っても、大自然の素晴らしさが、良くも悪くもたっぷり味わえると思います。

オフロードには興味がないよ。汚れるのは嫌いだもん、という方。
本格的に自転車に浸ってみたいなら、思い切ってロードレーサーにしてみては?
ただし少々の覚悟は必要です。
ジーンズ姿では乗れないし、専用のシューズも必要だし、細めの軽いタイヤは、結構パンクリスクも高いので、自分でパンク修理できる位の知識もいります。
でも軽さとスピード感はピカイチで、一度その体感を味わうと 「MTBでオンロードなんて重くて走れない」 と思うはずです。

オフロードは行かないけど、面倒なことも嫌い、という方。
普段着でまたげるクロスバイクはいかがですか?
タイヤ幅は普通の自転車とほぼ同じですから、パンクのリスクも少なめです。
ちょっとそこまでお買い物にも使えますし、通勤や通学にもOKです。

車に積んでキャンプとかに持っていきたい、という方。
ほとんどのマシンが、前後ともワンタッチで車輪が着脱出来るようになってますので、大抵の自動車に積載可能です。
キャンプ場で使うなら、未舗装路での使用も考えて、軽めのマウンテンバイクがいいかと思います。
現地での走行距離があまり多くないなら、折りたたみサイクルでもOKですが・・・。

難しいことはよく解らないけど、とにかくスポーツ車が欲しい、という方。
フロントサスペンション付きくらいのマウンテンバイクから入ってみてはいかが?
ロードレーサーやクロスバイクでは悪路は走れませんが、逆にオフロードメインのマウンテンバイクならオンロードもこなせます。
また、最近はクロスバイクでも、ロードレーサーに近い軽さと細めのタイヤを履いたマシンが各メーカーから発売されています。100%舗装路だけ、という方にはこちらがお薦めかもしれません。

真剣には走らない!とにかく格好よく目立ちたい!という方。
マウンテンバイクでもロードレーサーでもお好きなものをどうぞ。
お金に糸目をつけなければなんでもあります。でも扱いきれなくて宝の持ち腐れにならないように・・・

サイズ選びは慎重に!
普通車の場合ならタイヤの外形サイズでサドルの最低高さが変わりますが、スポーツ車は各車種ごとに何種類かのフレームサイズがあります。シートパイプ(立てパイプ)の長さ(チェンホイルの中心からシートパイプ上端まで)でサドル最低高が決まります。もちろんサドル自体の上下動もかなりの範囲で可能ですが、余り下げすぎたサドルでは見た目も不恰好です。カタログなどに身長別に乗車可能なフレームサイズが明記してありますので参考にしてください。

予算を決めよう!
例えば10万円の予算があっても10万円の自転車は買えません。消費税や防犯登録料はもちろんですが、車種によって必要な追加部品や用品があります。ロードなら専用のシューズが要りますし、マウンテンでもドロヨケ、ライト、スタンド、錠など使用目的によって色々必要です。また安全面からもヘルメットやグローブなどは、ぜひ揃えたいところです。車体価格+オプションパーツ+各種諸経費=予算と考えてください。車体価格の目安としてマウンテンなら将来のパーツのグレードアップに備えて6万円位から上のマシンを購入しておきたいものです。

マウンテンバイク類型車について!
普通車のページのJIS規格による分類の項でも説明していますが、前後共サスペンションを装備しているのに3万円位以下の自転車は、本物のマウンテンバイクではありません。この手の類の自転車は必ずフレームのどこかに、
注意!
この自転車は一般(普通)
道路専用です。悪路・荒地
での使用は絶対に
止めましょう。
と、シールが添付されていて、オフロードを走れる性能をもっていません。
つまりマウンテンバイクの形をしているだけで偽物です。
パッと見の格好よさと価格に騙されないよう注意が必要です。

ショップを見極めよう!
自転車はメンテナンスの必要な乗り物です。乗り込んでいけばチューンナップもしたくなります。そんな時些細なことにも応じてくれる行きつけのお店があれば便利です。まずは買う買わないは別として、勇気を出してショップに足を踏み入れショップマスターに色々と質問してみましょう。購入意思のない人に対してもきちんと答えてくれるマスターならまず大丈夫。しっかりメンテナンスできる技術力を持っているかどうかも会話の中から見出せると思います。


サイクルショップ リンタロウ では、初心者の方大歓迎です。
素敵なサイクルライフの世界への第一歩をお手伝い致します。
「知らないことは恥ずかしいことじゃない、知るともっと楽しい」
どうぞお気軽に御来店ください。